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ラピュタの島に導かれて。和歌山県の無人島群「友ヶ島」を巡る

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GWに「ラピュタの島」こと和歌山県の友ヶ島に行ってきたので写真をベースにレポートする。かなり量多めで。

友ヶ島とは

和歌山県和歌山市の北西部にある4つの無人島群の総称。地ノ島(じのしま)、虎島(とらじま)、神島(かみじま)、沖ノ島(おきのしま)から成り、観光客が主に訪れるのは沖ノ島である。 

明治時代に日本軍が外国艦隊の大阪湾への進入を防ぐ目的で砲台や弾薬庫などを造ったようで、現在その廃墟となっているのがトップ画像のような「ラピュタっぽい」と言われる場所だ。

どこらへんがラピュタっぽいかというと木が生い茂っていて、崩壊寸前の廃墟があるところだろうか。まぁロボット兵が出てきそうな雰囲気なのはわかる気がする。 

アクセス方法

残念ながらGoogle先生のルート検索では辿り着けない。

無人島なので当然船でのアクセスとなり、和歌山市加太の加太港から「友ヶ島汽船」を利用することになる(往復2000円)。

なお公共交通機関の場合は南海加太線の終着である加太駅から加太港まで徒歩となる。健脚であれば15分あれば問題ないかと思う。

友ヶ島への旅はお任せください! | 友ヶ島汽船 和歌山 友ヶ島

島内散策

散策マップがあるのでここに記載されている誘導番号通りに進んで行けば問題ない(番号は撮影スポットではなく、看板の場所)。

ちなみに島内はアップダウンが激しく悪路が多いので、スニーカーで問題ないのだが、軽登山ぐらいだと思った方が良い。

島に自販機はあるが、ペットボトルと軽い食べ物くらいは船に乗る前に用意しておくのが無難かと。 

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所要時間は散策マップの名所探訪コースで約4~5時間程度あれば十分だと思う。

主なスポット

今回は思いっきり無視して周ったのだが、写真は散策マップの誘導番号順(桟橋を起点とした半時計まわり)に掲載する。

理由はメインである第三砲台跡が人で溢れるだろうと想定したのだが、そこまで気にする程ではなかった。

野奈浦桟橋、第五砲台跡、第二砲台跡(番号1~4)

野奈浦桟橋に到着した汽船。「ともがしま号」と「らぴゅた号」がある。

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海の家(うみの
営業時間前なので誰もいないが、カフェ、バーベキュー、宿泊も可能らしい。お昼ごろは結構賑わっていた。

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第五砲台跡への道

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第五砲台跡

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ここに砲台が設置されていたらしい。

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第五砲台跡を後にし、再び海沿いを歩いて第二砲台跡へ向かう。

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途中に旅館の跡が・・・台風の影響もあってかボロボロ。
友ヶ島はかつて南海電鉄グループによって観光開発が行われたのだが、現在はすべて撤退済みらしい。

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第二砲台跡
完全に崩壊しているため中に入ることはできない。

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裏側に回り込むことができる。

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友ヶ島灯台、第一砲台跡、考助松海岸(番号5~8)

第二砲台跡から山道を登っていくと小さな灯台が。

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当然、中に入ることはできない。

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灯台のすぐ近くに第一砲台跡がある。
場所的に友ヶ島の西端に位置するので、当時最も攻撃力の高いカノン砲が備えられていたようだ。弾薬庫だけで砲台跡を写真に収めていなかった・・・

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孝助松海岸

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『船が難破したが親行の男が一人だけこのの木にひっかかってかった』という言い伝えがある。

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蛇ヶ池(じゃがいけ)に寄り道。ここにトイレあり。

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小展望台、タカノス山展望台(番号9~13)

ここからはすべて山道。まずはちょっと怪しげな雰囲気の小展望台。

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北北西方向なので、淡路島が見える。

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つづいてタカノス山展望台(通称:大展望台)

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こちらも北西方向の展望がメイン。右側の小島は友ヶ島のひとつ神島。

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第三砲台跡(番号13~14)

第三砲台跡が友ヶ島のメインと言っても過言ではないだろう。

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細長い空間に階段がいくつかある。

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階段を下りてトンネルへ・・・

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かなり暗い所もあるので、スマホの懐中電灯が役に立つ。

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トンネルを抜けると砲台跡のサークルが現れる。

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水が溜まっている箇所も。

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トンネルを戻りさらに奥へ進むと・・・

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定番の場所に到着。

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弾薬庫の中はこの通り。実際は真っ暗で不気味なのだが。

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将校宿舎跡、探照灯跡(番号14~15)

第三砲台跡の端のトンネルを潜ると・・・

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将校宿舎跡が2棟あり、両方とも中はボロボロ。

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将校宿舎跡からさらに先へ進み探照灯跡へ。ここはいわゆる監視場所みたいなところ。

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奥に進むと監視用の穴(?)が開いている。

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第四砲台跡、深蛇池(番号25~29)

この2ヵ所は台風の影響なのか残念ながら立入禁止だった(2019年4月末時点)。

行くまでの道のりがかなりキツイので、無駄な時間と体力を消耗しないためにも始めから散策対象外にしておく方が良いだろう。

第四砲台跡への道

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深蛇池(しんじゃいけ)への道 

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友ヶ島で気付いたこと 

飛行機がうるさい

友ヶ島の上空は関西空港へ着陸する空路になっており、飛行機が低空で数分間隔で飛んでいく(以下、Flightradar24の画面参照)。

慣れれば気にならないと思うが、無人島にしては騒がしいという事は頭の片隅に入れておくとよいかもしれない。ラピュタでも飛行機出てくるけど、さすがにこんなに飛んでないと思う。  

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外国人がいない

最近の国内の観光地はどこへ行っても外国人だらけなのだが、友ヶ島は皆無だった。

そもそも日本人の中でも知名度が低かったりするのだが。南海電鉄や和歌山市のHPを見ても、あまり強くアピールする気がないように感じる。

無人島だからビジネス的に旨味がないからなのか、人が増えると逆に面倒なのかわからないが、訪問者が増えているのは事実なので「ラピュタ」ブランドを大いに活用しちゃって良いのでは。海外でもラピュタは人気があるわけだし。

南海電鉄も「めでたいでんしゃ」とかアピールしているが、友ヶ島に全く触れていないのは過去の撤退経験があるからなのか?

単純に観光客を加太に誘導するなら友ヶ島を使えばいいのではと思うのだが。電車が儲かる分には何も困らないのだから。

www.nankai.co.jp

という訳で、このラピュタの島が今後(絶対に外せない観光地として)浮上していくのかどうかを楽しみにしようと思う。