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ペンギンと移動が好きなITエンジニアがスマートな生き方を考える

郵便料金には使えないゆうちょPay。切手を廃止する方向に使えないだろうか。

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2019年5月8日にサービス開始されたゆうちょPay。

キャッシュレスウィークをあえて(?)外してきたのは現場の人たちをしっかり休ませるためなのだろうか。

以前のエントリでキャッシュレス決済について評価した記事を書いたので、ついでにゆうちょPayも評価してみよう。  

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ゆうちょPayとは何なのか

ゆうちょPayに限らずこれから続々と登場する銀行系のPayシリーズは話がややこしい。

「ゆうちょPay」という名前からすると「郵便局」をイメージしてしまい日本全国で使えるのか?と思わず期待してしまうかもしれないがそうではない。

ここら辺は有名なブランドを背負った企業の宿命ではあるのだが、残念ながら企業側は詳しく説明してくれないので、利用者側がちゃんと理解するしかない。

1.ゆうちょPayとは「銀行Pay」のひとつである

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これがまず1つ目のややこしい点だ。

ちょっと何言っているかわからないかもしれない。強いて例えるならオンラインショッピングだろうか。

 銀行Pay = 楽天市場 

 ゆうちょPay = 楽天市場に加盟しているショップ

オンラインショッピングには楽天市場だけでなく、AmazonやYahoo!ショッピング、ポンパレモールとか複数のグループが存在している。

ショップはどこかのグループ(もしくは複数)に出店することになる。グループに属することでポイント利用など共通のしくみを使えるようになる。

要は、ゆうちょPayは「銀行Pay」というグループに加盟しているという事だ。 

2.銀行Payに加盟しているのはどこか?

2つ目のややこしい点は「銀行Pay」という名前だ。

これも単語のイメージからすると、日本中どこの銀行も加盟しているように思えてしまうが、実際は以下の銀行が加盟しているグループという事になる。

あれ?これだけ?と思うかもしれない。 

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出典:銀行Pay(OEM)| GMOペイメントゲートウェイ

3.ゆうちょPayは銀行Payのグループ内で相互利用可能

ゆうちょPayの加盟店だけでなく、例えば横浜銀行のはまPayや福岡銀行のYOKA!Payなどの加盟店などでも利用可能ということだ。

結局、銀行の数だけ個別のPayが出てくる。ただでさえ乱立気味なPayだが、地方銀行が全部こういう動きをすると益々カオスになる。

4.キャッシュアウトサービス

ゆうちょPayだけでなく銀行Payの共通サービスなのだが、キャッシュアウトというサービスがある。

駅の券売機をATM代わりにして現金をおろすことができる。2019年4月時点では東急電鉄のみに対応している。

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発想は面白いと思うがキャッシュレスのコンセプトとは逆を行っているサービスではある。

毎月給料日近くになると銀行のATMに行列がよくできているが、混雑の分散効果があるのだろうか。

鉄道会社でいえば券売機自体は減少の方向だし稼働率は低いので活用方法としてはアリかもしれない。肝心の地方まで普及するのかどうは疑問ではある。

 

ゆうちょPayの評価

今回決済までは使用しておらず、初期登録とアプリまわりの確認までだが評価してみた。今なら登録だけで500円もらえるので、お試ししてもよいだろう。

ゆうちょPay デビューキャンペーン-ゆうちょ銀行

観点 評価 コメント

加盟店

★☆☆☆☆ 現時点で大手コンビニでは使えない。ドラッグストア、家電量販店はわりとカバーしている印象。そもそも銀行Pay全体でも使える場所がまとまっていないのは困る。
チャージ ★★☆☆☆

ゆうちょ銀行口座のみ。クレジット非対応。

決済 ★★★☆☆  QRコード決済のみ。
アプリ ★★★☆☆  加盟店が確認できない。QRコード表示に暗証番号の入力が必要(iOS版はTouchID、FaceIDに対応)。1日、1ヵ月単位の利用上限金額を設定できるのはよい。デザインはシンプルでよいと思う。
総合 ★★☆☆☆ 加盟店がよくわからないのは致命的。他の決済手段と比較するとどうしても全体的に見劣りする感は否めない。ゆうちょの強みが活かされてない。

ゆうちょPayは切手を廃止できるか 

タイトルとトップ画像の切手が意味不明だったかもしれないが、総合評価で前述したとおりゆうちょPayはゆうちょの強みを活かし切れていないと思っている。

ゆうちょの強みとは日本郵政グループであり、全国の郵便局ネットワークを基盤として持っている点なので、日本郵便と連携して切手レスの方向へ進むと面白いのではないかと思ってしまう。

過去にも郵便まわりで面倒な経験したというエントリがあるが、切手もかなり不毛な作業だったりする。 

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封筒にQRコードを印字しておいてゆうちょPayで読み取って支払うとか。

このあたりをゆうちょPayと絡めてスマート化できれば、郵便局の利用者を取り込める可能性がありそうな気がするのだが、まぁコスト掛かりすぎだろうな。

何だかんだで手紙、封筒という存在が無くなるまでにはしばらくかかりそうだし、切手に限定はしないが、ゆうちょPayを名乗るなら郵便局で何かしら使えてほしいものだ。

ひとことで同じグループといっても結局縦割り組織で、横のつながりは薄いというのが現実だろうし、これが大企業の難しいところなのだが。

それゆえ、しがらみの少ない独立ベンチャーであるKyashやOrigamiを応援したくなってしまうのは歳のせいだろうか・・