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運転免許証更新のフローについて考える

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先日、運転免許試験場で免許証の更新を行ってきた。

免許の更新といえばいろいろな窓口をスタンプラリーのように回るのが定番だが、今回いろいろ思ったことをメモしておこうと思う。

なお、管轄や会場によってそれぞれやり方が異なるが、今回は東京都の鮫洲試験場のケースだ。

試験場における免許証更新までのフロー

※タスクの下線部は有人での対応

# タスク 必要書類 説明
1 総合受付 更新のお知らせはがき、旧免許証 はがきと免許証を提示して申請書を受け取る
2 申請書記載 申請書 申請書に名前等を記入し、質問事項に回答する
3 手数料支払い 申請書 手数料を支払う
4 暗証番号設定 特に必要なし マシンで暗証番号を設定し登録カードが出力される
5 適性検査 申請書 視力検査を行う
6 更新受付 更新のお知らせはがき、旧免許証、申請書 旧免許証にパンチ穴が開けられる
7 写真撮影 申請書、暗証番号登録カード 申請書から講習指定書を切り離す。写真撮影
8 講習受付 講習指定書 交通教本、安全運転のしおりを受け取る
9 講習 講習指定書、交通教本、安全運転のしおり 講習を受ける。講習指定書に押印をもらう
10 新免許証交付 講習指定書 講習指定書と引き換えに新免許証を受領する
11 暗証番号登録確認 新免許証 マシンで暗証番号が正しく登録されたことを確認する

今回気になったところ

必要書類がどのタイミングで使われるのかがわかりずらい

例えば「更新のお知らせはがき」と「旧免許証」は#1の総合受付で使用するが、#6の更新受付までは出番がない。

受付後にもう使わないだろうと思ってはがきを財布にしまったのだが、#6の時点で「え?まだ使うの?」となってしまう。

素朴な疑問だが#1で免許証との照合が済んでいるはずなのに、#5の時点では何に使用しているのだろうか。

また、#4で発行される「暗証番号登録カード」は#7までは出番がない。

小さな紙切れをもってしばらく移動しなければならないし、かといって財布にしまうとまたあたふたしてしまう。#7の写真撮影の直前にやれば良いと思うのだが。

適性検査が不合格でも手数料は戻ってこない(との記載あり)

メガネやコンタクトを付け忘れて#5の適性検査まで進んでしまう人が一定数いるのだろう。

救済措置があるのかどうかわからないが、フィルタリングの意味でももっと手前で実施してほうが良いだろう。

暗証番号登録カードは手元に残らない

前回更新時は登録カードが手元に残ったのだが、今回は#7の写真撮影の段階で回収された。

もちろんセキュリティの観点から紙に残すのはよろしくないのだが、4桁の数字を2つ設定するっていうのは無理がある。

一方でパスワードポリシーがあるわけではないので、生年月日だろうが2つ同じ数字だろうが問題ないという・・・

そもそもこの暗証番号、日常生活において使用することはなく、利用シーンといえば米軍基地に立ち入る際に本籍を証明する必要があり、4桁+4桁の暗証番号を使うとの事だ。

イベント等で米軍基地に入ることはあるかもしれないが、マイナンバーカードでもよいので免許証の暗証番号をあえて使うことはなさそうだ。

厚木基地の場合: https://www.mod.go.jp/msdf/bukei/y6/nyuusatsu/24-1-0000-0000-0001.pdf

やたらと人が多い

フローの大部分が有人による対応だ。遅かれ早かれ自動化することになるだろうが、「手数料支払い」と「講習受付~講習」あたりは早めにやってほしいところ。

講習は人によってバラつきがあるし、受講者には外国人もいる訳だから多言語対応も含めてビデオで録画してしまえばよいと思う。

まとめ

数年ぶりに免許証の更新に訪れたが、初めて更新した時と比べておそらくほとんど進化していないのではないかと思ってしまう。

ICカード化されて暗証番号の設定マシンなどが増えたものの、数十年前の景色がまだ色濃く残っているというのが現状だ。

一方、行政手続きのコスト削減がGDPの増加に結び付くという試算も出ているので改革は待ったナシ。 www.dir.co.jp

もし国・地方で節約された労働時間を平均的な付加価値を生む業務へ振り向けることができれば、これまでの成長パスと比較して、GDPは毎年1.3兆円増加するとの結果となった。

という事で、次回の免許更新時にどれだけ進化しているかを比較、確認するために今回の記事が役に立つことを願う。

余談だが、今回発行された免許証は有効期限の部分だけ「20XX年(令和XX年)」という西暦表記に変わっていた(以前は和暦表記のみ)。

些細なことではあるのだが、利用者目線を考えて変更したという点はありがたいことだ。