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ペンギンと移動が好きなITエンジニアがスマートな生き方を考える

ドコモの発表会から考えるスマホを所有する時代の終わり

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前回のエントリで記載した通り、ドコモの2019年夏 新サービス・新商品発表会が開催されたので、端末購入方法の変更点を確認し、あれこれ思うことを書いてみる。

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新しい端末購入方法

変更点は以下の2点。

1. 36回分割払いの導入

読んで字のごとく。ちなみにau、SoftBankは48回払いに対応している。

2. スマホおかえしプログラムの導入

「端末購入時に36回払いを選んでくれたら、端末の回収と引き換えに25回目以降の支払いを免除してあげまっせ」というしくみだ。auのアップグレードプログラム、SoftBankの半額サポートと似たようなものだ。

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ドコモの苦悩

新料金プラン発表時にいかにもじっくり検討します的なニュアンスを醸し出していた気もするが、他社とあまり代り映えしないので、これなら新料金プランと同時発表でもよかったのではないかと思う。(ホントにギリギリまで考えてたかもしれないが)

まず、36回払いは毎月の支払金額が軽減されるだけで、端末の総額は定価のままだ。何の割引もない。

一方「スマホおかえしプログラム」を適用すれば最大12回分の支払いが免除されるため、実質的に3割強の割引になる。

要は24回目までを支払った後に「おかえし」するのが一番得するということになる。

ただ「おかえし」したら端末が手元に残らないので、自分で調達するか、新しい端末に機種変更して再度「スマホおかえしプログラム」に乗っかるという選択肢になる。

ドコモは「おかえし」には回線契約の継続や機種変更といった条件はないと言っているが、ほとんどのユーザは回線を継続して機種変更になるのではないかと思う。

2年契約のタイミングもあるし、今ではMNPのメリットも少ないからだ。

となると、結局のところ通信料金の抑制と引き換えに「縛り」が長期化しただけの印象だ。

ドコモ側も、ユーザがあまり動かなくなり活気が失われていくのがわかっちゃいるけど、こうせざるを得ないのが悩ましいところなんだろう。

我が家の料金プランは

スマホを購入する場合は基本的に一括払いの方針。

個人的に総額が同じであれば毎月の固定費が少ない方が管理しやすいし、すぐに飽きて新製品が気になってしまうのに同じ金額を払い続けるのは精神衛生上よろしくないから。

なので今回の36回払いを利用するつもりはないし、端末もSIMフリーで調達すればよいので、料金プランは割引施策終了後も現行(カケホーダイ&パケあえる)のまま維持するつもり。

ただ、5月末までにdocomo with回線を作るかどうかは検討したいと思っている。現行プランを維持するならdocomo withが肝になるからだ。

スマホはまだ所有するものか?

今回の発表によって、いつも通り大手3社同じような施策になってしまった。

買っている意味があるのか

改めて思うのは、2年後に返却するという前提でスマホを購入し、自分の所有物にする*1という行為にどれだけの価値があるのか考えてしまう。

それなりの金額を出して買ったものはなるべく長く大事に使っていきたいと思うのは誰しもそうだと思うが、今の状況だと返却するのが当たり前になりつつあるので、所有するという感覚は無きに等しいのではないだろうか。

結局、やっていることはリース*2と同じだ。

そもそも割賦契約ってのがほとんどの人は理解せずに契約しているだろう。

店頭でスタッフが呪文のように説明してきて、全く頭に入ってこないけど「はい、はい」と頷いている人は多いはずだ。

スマホのサービス化

そう考えると、中途半端な分離プランをやるぐらいなら、いっそリース契約にしてしまえばシンプルにならないだろうか。

スペックでS、A、Bとかランク分けすればよいし。中古であれば値段を下げればよし。柔軟に対応できそうな気がする。

家、車、自転車、パソコン、洋服、家族・・・所有せずに利用することが一定の地位を築いている訳だし、ここにスマホが入ることに何の違和感もないだろう。

まとめ

今回言いたかったのは、別にリースを導入しろとかではなくて、購入という概念を壊せばシンプルにできるきっかけになるかなということ。

スマホの料金が高いのは、プランが複雑すぎるゆえにシステム対応やら店舗スタッフの教育やら顧客のサポート時間やらが要因になっていると思うので、小手先の対応では悪循環だなぁというのが今回の発表の感想。

*1:スマホの割賦販売というのは商品の引き渡し時に購入者に所有権が移転する。

*2:リース契約の場合、物件の所有権はリース会社