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ペンギンと移動が好きなITエンジニアがスマートな生き方を考える

ドコモの料金プランを複雑化させているグループという概念

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先日のドコモの発表会前後で、記事を書くために新料金プランについてあれこれ調べていたのだが、ちょっと目に留まったニュースがあった。これは新料金プラン発表後である2019年4月26日に行われた決算説明会を受けてのニュースだ。

www.itmedia.co.jp

ギガホとギガライトいずれも、ファミリー割引のユーザーが2人だと毎月500円を、3人以上だと毎月1000円を割り引く「みんなドコモ割」が適用されるが、これが正しく伝わっていないという。

ファミリー割引は、代表回線の契約者から三親等のユーザーが対象となり、最大20回線に適用できる。だが、現行プランで提供している、パケットを家族で分け合える「シェアパック」を契約していないと、ファミリー割引の対象にならない……と誤解している人がいるという。

なるほど。要は「ファミリー割引」と「シェアパック」の違いが理解できていないということだ。

ファミリーとかシェアとか似たような用語が散らばっているし、「一括請求グループ」とか、最近ではdポイントの「ポイント共有グループ」いうのもあるし、とにかくややこしいので誤解するのも当然かもしれない。

自分も家族の回線をすべてdocomoに集約したとき、このへんの概念を理解するのに相当苦労した覚えがあるので、ちょっとグループについて整理してみよう。

ドコモのグループの概念を整理する

グループの一覧

ドコモ側は便宜上、サービスの名称と〇〇グループを用語として使い分けているだが、基本的にはほぼ同じ意味と捉えてよいと思う。なお、各グループごとにそれぞれ代表回線(会員)を指定する必要がある。

サービス名称 グループ名称 対象 説明
ファミリー割引 ファミリーグループ ファミリーグループの代表回線から三親等の範囲 家族内の国内通話無料になる
支払いは別々でよい
一括請求サービス 一括請求グループ 一括請求グループの代表回線から三親等の範囲
※ファミリーグループに属していなくてもOK
複数回線の金額を合計して請求する
シェアパック シェアグループ ファミリーグループ内 パケット(データ量)を共有する
※シェアパックの請求は指定したメンバーで均等割にできる
ポイント共有グループ 同左 dアカウントの保有者 dポイントを共有する

参考:
ファミリー割引 | 料金・割引 | NTTドコモ
一括請求サービス : 一括請求サービスとは | お客様サポート | NTTドコモ
シェアパックのしくみ | 料金・割引 | NTTドコモ
ポイント共有グループ | サービス・機能 | NTTドコモ

概念図

わりとよくありそうなケースを図にしてみる。

例)5人家族(父、母、長男、長女、次男)と祖父母のケース

  • 長男はドコモ以外の他社回線を保有する。
  • 長男以外はドコモ回線を1回線ずつ保有する。ただし父は仕事用にWiFiルータを同一名義で1回線持つ。
  • 一括請求グループは、父、母、長女で1グループ、祖父母で1グループの2つ。
  • ひとり暮らしの長女は個別請求とする。
  • 長女はシェアグループでデータ量を共有するが請求は別々(シェアパックを均等割)とする。
  • 5人家族でdポイントを共有する。

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グループ概念図

注意点

前述したが「各グループごとにそれぞれ代表回線(会員)を指定する必要がある。」という点が実はややこしい。 全部父になっているというケースが多いと思うが、それぞれの代表は同一人物である必要はない。

例えば、以下のようにバラバラでも問題はない。

  • ファミリー割引代表回線・・・長女
  • 一括請求代表回線(左)・・・父
  • 一括請求代表回線(右)・・・祖母
  • シェアグループ代表回線(左)・・・母
  • シェアグループ代表回線(右)・・・祖父
  • ポイント共有グループ代表会員・・・長女

ただし適当に決めればよいかというとそれは別の話。

今回は特に触れないが、シェアグループ代表回線を誰にするとか、他にもdカードGoldやドコモ光のペア回線をどの回線に紐づけるとか、考えないといけないことが山のようにある。(以下のサイトが詳しい)

docomosmart.net

まとめ

個々のサービスを見れば、顧客にとってメリットがあるという点は間違いないが、それらを整理して全体的にどうなっているかを顧客に説明する部門がドコモの中には存在しないのかもしれない。

結果的にショップの関係者や一部のユーザが相当時間をかけて調べて理解してブログに公開しているのが現状ではある。

こういうのはかなりの人の時間を奪っているという事実に気付かないといけないはず。

働き方改革で表面的な対応を追いかけるよりも、こういう「行間を読む」という行為を減らす方が効果が大きいのではないかと思ったりする。