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iDがGoogle Payに対応すると誰に響くだろうか

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「iD」がGoogle Payに対応した

2019年5月29日のニュース。この短い一文でどういうことだか理解できるだろうのは一握りの人たちだけだろう。「え?ちょっとよくわからない」がほとんどではないだろうか。

自分はだいぶ慣れた方なのだが、それでも頭の中である程度整理は必要になる。

先日のエントリーで、学生がキャッシュレスに対して「わからないからなんとなく怖い」という印象を抱いているという事がわかったので、自分なりにシンプルにまとめてみようと思う。

www.penchosan.com

ざっくり言うと

こちらの記事をベースに紐解いてみる。

www.watch.impress.co.jp

NTTドコモは、電子マネー「iD」サービスでGoogle Payに対応した。

  • iD
    NTTドコモが運営する電子マネー決済サービス。

  • Google Pay
    クレジットカードやポイントカードをスマホに登録して一元管理できるサービス。スマホ上の財布と考えればよい。

つまり「iD」がGoogle Payに対応したとは・・・

「Google Pay」というスマホ上の財布の中から任意のカードを選んで、「iD」としてスマホ決済ができるということ。

任意のカードと言っても現時点では制限がある。

対応のカード発行会社は、三井住友カードとライフカード。

「Google Pay」という財布には様々なカードを入れることができるが、「iD」として使えるのは上記の2社が発行するカードのみ。

三井住友カードは、Google Payでの支払い手段として「SMBCデビット」に対応。
(中略)
クレジットカードでの決済は2019年秋以降を予定。

三井住友カードと聞くとクレジットカードの印象があるが、同社が発行する「SMBCデビット」というブランドのデビットカードでも「iD」として使える。

ターゲットは誰か

今回の発表でターゲットとなる利用者を列挙してみた。
もちろん、おサイフケータイ対応のAndroidスマホの所有者であることが大前提。

  1. スマホ決済を全く使ったことがない人
    →キャッシュレスデビューのきっかけに
  2. コンビニ等でクレジットカードを使う人
    →財布レスデビューきっかけに
  3. PayPayやLINE PayのQRコード決済をやってみたけど面倒だった人
    →とっても楽!
  4. QUICPayの処理時間の遅さに耐えられない人
    →とっても速い!

1と2がメインだと思うが、3と4も一定数は移行できるのではないかと思う。

さらにカードの保有状況によって以下のパターンに分かれる。

  • クレジットカードを持っていない
    三井住友銀行の口座と「SMBCデビット」が必要。15歳以上であれば審査不要で申し込み可能。

  • ライフカードを持っている人
    シェア的に少数かもしれない・・・

  • 三井住友カードが発行するクレジットカード(300種類以上)を持っている人
    2019年秋以降までおあずけ。

考察

こうして見ると「SMBCデビット」は学生のキャッシュレスデビューには丁度よいのではないかと思えてくる。

基本的に三井住友銀行の口座があれば問題ないし、そもそも銀行口座を作るタイミングは学生~就職までの期間にある程度集中しそうなのは想像できる。

最近のSMBCグループのCMが若者をターゲットにしているのも関係しているだろう。銀行からすればメインバンクにしてもらえれば御の字な訳だ。

www.youtube.com

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このCMの続編がGoogle Payを絡めてくるのは十分ありうるだろう。

※2019年5月31日追記
キャンペーン終了につき動画も削除された模様。

まとめ

さて冒頭の「iDがGoogle Payに対応した」は

学生がクレジットカードなしでもスマートなキャッシュレス決済ができるようになる

と言い換えてもよいかもしれない。(あくまで個人の主観だが)

iDの利便性やGoogle Payの登録の容易さはそれなりにアドバンテージになるのだが、結局手段にすぎないので、誰にどんなメリットがあるかを明確にしないとキャッシュレスの拡大はなかなか進まなそうだ。