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ペンギンと移動が好きなITエンジニアがスマートな生き方を考える

ワクワク感が溢れていたソニーのケータイ・スマホ。ラインナップに彩りを添えた魅惑のテーマカラーたち

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Photo by Alex D on Unsplash

かつてソニーが輝いていた時代があった。我が家はテレビ、ビデオ、デジカメ、音楽プレイヤー、パソコン、ゲーム機まで家の中の電子機器の大半をソニー製品が占めていた。ソニー信者だという自負も少なからずあったかもしれない。そしてなにより自分が熱狂したのはケータイ・スマホだ。今でこそ苦境に立たされているものの、かつてのソニーは尖がった製品を出し続けていた。デザインだけではなく色までも。

わたしの好きな色、それはソニーのケータイ、スマホのテーマカラーだ。

テーマカラー

一般的にケータイ、スマホのカラーバリエーションは3色から4色用意されることが多い。時代やトレンドを考慮して決定するそうだが、白、黒、ピンクあたりを定番色として用意し、+αでちょっと変わった色を加えてくる。この+αがテーマカラーとしてカタログの全面に押し出されるのだ。そしてソニーはこのテーマカラーでかなり攻めてくる。他のメーカーが守りに入ってなかなか出さないようなカラーを当然のごとく出してくるので、新製品が発表されるたびにワクワクするのだ。

今回は自分が印象に残っているテーマカラーをケータイ時代、スマホ時代からそれぞれ5色ずつ、計10色をピックアップしたいと思う。※ただし全部購入したわけではない

なお、全部見ているとキリがないので、対象はソニーモバイル公式サイトのミュージアムのページを参考にさせていただいた。なので厳密にいえばソニーモバイル(旧:ソニーエリクソン)製のみ対象で、それより以前のソニー製は対象外となっている。便宜上、本記事ではソニーで統一する。記事中の写真はすべて以下からの引用。

www.sonymobile.co.jp

ケータイ時代5選(2001年~2011年)

1.A3014S アズールブルー(au / 2002年)

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英語で書くと「Azure Blue」。当時は「アズール」というワードを初めて聞いて???という状態だった。今ではITの仕事に関わっている人であれば「アジュール」という形で耳にしているかもしれない。「Azure」は一般的に明るく鮮やかな青を表すようだ。

その名の通り、このアズールブルーを初めて目にしたときは、そのあまりの鮮やかさに衝撃を受けた記憶がある。ただ、もうひとつのコスモブラックも捨てがたい。ただのブラックではなく青のラメが入っていて、その名の通り宇宙空間を想像させるカラーとなっている。

どちらにしようと悩んだ挙句、思い付いたのはキセカエだ。この頃のソニーのケータイは正面のパネルが付け替えできるようになっているモデルが多かった。結局自分が選択したのは、コスモブラックの本体にアズールブルーのパネルを付けるということ。二兎を追って二兎を得られたような気がして、所有感が思いっきり満たされたのはよい思い出。

2.Walkman Phone, Xmini グリーン×ブルー(au / 2008年)

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それ以前にPreminiという超小型ケータイをドコモで出していたのだが、そのサイズでスライド機構を備え、ウォークマンの機能も乗っけてきたというモデル。その発想も驚きだがそれ以上に衝撃的なのは、エキセントリックな配色だろう。「グリーン×ブルー」と言っているが、もはや「グリーン×パープル」じゃないの?とツッコみたくなる。しかし、このパープルの遺伝子は現在のXperiaにも確実に引き継がれているのだ。

個人的には今回チェックしたモデルの中で最も尖がったモデルだと思っている。(尖りすぎて売上に貢献したのかどうかはちょっと怪しい)

3.Cyber-Shotケータイ S001 オリーブ×ゴールド(au / 2009年)

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先に言ってしまうが、全モデルの中でこれが最もよいテーマカラーだと思う。殿堂入りにしてよいぐらいだ。

「オリーブ」という名称がついてはいるが、ソニーはグリーンを使うのが非常に上手い。カメラ部分にゴールドを充てたのも素晴らしい組み合わせだと思う。他の2色と同様にシルバーだったらここまで絶賛していないだろう。そして何よりもソニーエリクソンの鮮やかなグリーンのロゴマークがめちゃめちゃ映えるところがニクい。

ただし、操作側から見るとオリーブ色が全く視認できず、ゴールド一色なので、自分が使うときはこのカラーの良さをあまり実感できない。

4.BRAVIA Phone S005 ビビッドレッド(au / 2010年)

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通称BRAVIAケータイ。縦にも横にも開くというとんでもないギミックを備えている。BRAVIAケータイはこれ以前にも数モデル存在していて、いずれもテーマカラーとして赤が選定されているが、このビビッドレッドは特に美しいと思う。

このモデルのすごい所は白黒という定番カラーを捨てていることだ。「クールブルー」という名のやっぱりパープルなカラーもあり、ピンクですら「シュガーピンク」と名乗っていてグラデーションを入れている。

当時この「ビビッドレッド」と「クールブルー」に相当悩まされた。結局どっちを買ったのか?

どちらも買わなかった。なぜなら、わずか数か月後にこいつ()が現れたからだ。

5.Cyber-Shotケータイ S006 フェザーゴールド(au / 2010年)

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「フェザーゴールド」ってどんなゴールドよ?と疑問を抱きつつ、その響きに少しづつ心を奪われていったのだが、「シャンパンゴールド」と言った方がわかりやすいだろう。上品で淡い嫌味のないゴールドだ。iPhone 5sのゴールドが最も近いと思うのだが、あれよりもさらに淡い感じだ。カメラ部分の少し違った色合いのゴールドとの相性もよい。

それまでゴールドのモデルなど買ったこともなかったのだが、この優しすぎるゴールドには直感で「いける!」と思った。この時からゴールドに目覚めたのは言うまでもなく、iPhone 5sのゴールドにも繋がっている。

2010年前後は混沌の時代

この頃といえば、既にソニーのウォークマンがiPodに打ち負かされて数年、2008年にiPhoneが日本へ上陸した頃である。ソニーとしてもスマホの台頭はハッキリと見えていて初代Xperiaの発売もしているが、一方でケータイの方は攻撃は最大の防御と言わんばかりに、ウォークマンPhone、BRAVIAケータイ、Cyber-Shotケータイと乱発していた。まあ我々、消費者から見れば面白い時代ではあったのだが。

各部門が独自に突っ走っていて、ソニーという企業全体として見れば、纏まりのなかった時代だ。この後、社長に就任した当時の平井一夫氏が「One Sony」というスローガンを掲げることになる。

スマホ時代5選(2010年~)

6.Xperia acro ルビー(au / 2011年)

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auに初めて投入されたXperia。BRAVIAケータイを何となく彷彿させるルビーでグラデーションが美しい。Xperia acroはドコモでも併売されたが、このルビーはau限定色である。一方ドコモでは「アクア」というカラーが用意されている。このモデル以降のXperiaでは赤はめったに採用されない、ある意味貴重なモデル。

7.Xperia Z パープル(ドコモ / 2013年)

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そして伝説がはじまった・・・と言っても過言ではない、Xperiaと言えばこの色という確固たる地位を築いたパープル。ガラスパネルと角度によって色が変わる効果も相まって高級感が感じられる傑作。当時「ガジェット」というワードが普及していたか記憶が定かではないが、ガジェット好きの多くはパープルに飛びついたのではないだろうか。

8.Xperia Z1 f ライム(ドコモ / 2013年)

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Xperia Zが発売されてから半年とちょっと、Zシリーズ初のコンパクトモデルが登場。パープルで世間の心を鷲掴みにしたあの「Z」シリーズがなんとカジュアルな蛍光カラーでやってきた。本家のZは男性向けなのに対して、こちらは女性を強く意識している。正面から見てもカラーが視認できるのが特徴で、特にこの「ライム」はディスプレイのブラックと対比してフレーム部分がものすごく映えるところがなんともいえない。

この後、Z5 Compactでもイエローが登場するのだが、フロストガラスで光沢が無いのでちょっと違う感あり。

9.Xperia Z4 アクアグリーン(ドコモ、au、SoftBank / 2015年)

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Xperia時代で言えばこのカラーが最も好きだ。Z3の「シルバーグリーン」も捨てがたいのだが、こちらの方が好み。おそらく公式サイトの画像ではこの色の良さがわかりづらいので、以下のサイトだと綺麗な色が確認できる(トップ画像の右側)。

gadget-shot.com

何だろう。この控え目で目立たないけど、ついつい気になってしまう魅惑のカラー。自分はZ3の「シルバーグリーン」を買ってしまったので、残念ながらこの機種を所有することはなかった。Z3から1年も経たないうちにこの機種が発売されたのでショックを隠し切れなかった。もちろん「シルバーグリーン」にも満足していたのだが。

ただ、このZ4という機種は発熱がすごいという理由であまり評判がよくなかった。もう一回このカラー出ないだろうか。

10.Xperia XZ1 ムーンリットブルー(ドコモ、au、SoftBank / 2017年)

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最後に選んだのはムーンリットブルー(Moonlit Blue)、月光に照らされたブルー。Zシリーズがガラスパネルだったのに対して、こちらは金属パネルを採用してるため、控え目な色の方がマッチするということだろう。こちらに開発者インタビューが掲載されている。

個性的なカラーリングと新機能を楽しむ『Xperia XZ1』&『Xperia XZ1 Compact』 | ソニー

『Xperia XZ1』の「ムーンリットブルー」で目指したのは、ありがちなブルーではなく、ソニーらしい独自性を備えた上質な金属感のあるブルー。

これまでソニーらしいと言えば、わりと目立つようなカラーという印象が強かったのだが、「ムーンリットブルー」は地味ながら存在感があり飽きのこないカラーだと思う。ちなみに「ウォームシルバー」も相当よい色合いだと思う。

まとめ

やはりこれだけ多くの機種の中から10種類のみを選ぶのは心苦しい。他にも気になるカラーはたくさんある。ケータイ時代は結局auばかりになってしまった。これは自身がauユーザだったこともあるが、ソニーとしてもau向けのモデルの方が冒険してたような印象がある。ドコモ向けは安定的に売り上げを確保する必要があったのかもしれないが。

最近はスマホで大型ディスプレイが当然の時代、多くの人はスマホカバーを着けていて背面のカラーを視認する機会は少なくなっているのだが、やはり購入時にカラーを選択する楽しみというのは今でも健在だろう。今後もソニーらしい独自性を出してくれることを期待しよう。

今週のお題「わたしの好きな色」