勝手にシリーズ化しているニッチな企画の3回目。6月末のどんよりした曇り空の中、いつも通り散策してきたので記録しておく。今回からタイトルを「羽田空港と周辺跡地の再開発エリアを散策する」に変更した。理由は再開発エリアだけでなく、空港のターミナル内部でも東京オリンピックに向けていろいろと拡張や改修が進んでいるから。この際、羽田全体でまとめてしまおう。
今回のルート
今回は国際線ターミナルへ東側から周り込むルートで歩いてみた。(GoogleMapだと正確に表現できないのだがE~FはE→D→Fの順でいったん引き返している)
再開発エリア
確認のため羽田空港跡地の再開発エリアの地図を再掲する。第1ゾーンには商業施設など、第2ゾーンにホテルが開業予定だ。
出典:https://www.kajima.co.jp/news/press/201805/pdf/10a1-j.pdf
第1ゾーン周辺
A地点付近(穴守橋付近)
穴守橋から東方向を見ると、何やら3階建てくらいの骨組みが。第1ゾーンに進捗が見え始めたようだ。
空港敷地内にはカンタス航空のボーイング747が見える。通称「ジャンボジェット」。JAL、ANAからは退役してしまったが、この場所だと結構お目にかかれる。
空港敷地内も何やら整地している気配があるが何だろう。第1ゾーンと繋げるのだろうか?さすがにこの場所に駐機スペースはありえないだろう。
B地点付近(第1ゾーン北側)
完成予定は2020年5月31日と書いてある。第1ゾーンはあと10か月で完成するのか?
ようやく形になって見えた骨組み部分。


完成予想図でいうと以下の赤矢印の部分。ほんとに「始めました」という感じだ。
出典:https://www.kajima.co.jp/news/press/201805/pdf/10a1-j.pdf
こちらはまだまだ。
第2ゾーン周辺(ソラムナード羽田緑地)
C地点付近
おなじみの視点。変化したのは第1ゾーンの骨組みができたぐらい。
こちらは羽田連絡道路(川崎市側への橋)のアプローチ部分。前回は橋脚がいくつか建設中だったぐらいだが、今回はクレーン車も登場し橋桁が乗せられた状態。


D地点付近
南側の川崎市方面では橋脚の建設中。あまり変化は見られないが、クレーン船が登場している。


交差点部分。だいぶ形になってきたのがよくわかる。


歩道橋は相変わらず変化なし。まぁ道路側が先に出来ないと進まないだろう。
E地点付近
いつも通行止めだったのだが看板が変わったようで、「階段工事」と記載があるので、前掲した歩道橋のようなものができるということだろうか?2020年6月30日まで1年近くかかるとは・・
手前側のホテルの外壁はほぼ完成した模様。右奥のホテルは前回骨組みだけだったが、外壁に着手したようだ。
ソラムナードの東側先端部分。見えている部分は完成しているが、入り口部分はまだのようだ。こっち側から歩く人はあまりいないから優先度下げてるんだろうと思う。
F地点付近
F地点へは交差点(D地点)まで引き返して反対側の車線を進む必要がある。こちらからはまた違った景色が見える。
ホテルの位置関係を整理しておくと、建物が3棟あって、ラグジュアリーホテル、ハイグレードホテルが川沿いに面している。国際線ターミナル側に面しているのがスタンダードホテル。
出典:http://nikkankensetsukogyo2.blogspot.com/2016/07/blog-post_6.html
スタンダードホテルの方はまだ骨組みの状態だ。
ハイグレードとラグジュアリーホテル。さすがにラグジュアリーは窓が大きいし、橋へのアプローチ部分手前なので景色と干渉しないということね。


空港ターミナル
国際線ターミナル
紫陽花がいつのまにか終わっていて、七夕モードに変わっていた。七夕は賞味期限が短いから6月から始めるんだな・・
ターミナル拡張部分と搭乗口増設部分


国内線第2ターミナル(T2)
シャトルバスでT2へ移動し、国際線用の拡張部分を見てみる。
展望デッキから少しだけ外観が確認できる。完成予想図の右側の飛び出た部分が拡張対象。2020年3月供用開始とある。「供用」と「完成」はイコールではないから、完成はもっと先だろう。


さて、何機いるでしょう(笑)?おそらくこの光景は羽田でしか見れないのでは。
ターミナル内部からの拡張部分。保安検査場D(南ウィング)の方向。内部からは確認できないが、壁の向こう側で着々と工事が進んでいると思われる。ちなみに3階デッキの南側(右側の写真の奥の方)はテーブル・椅子が大量にある。かなりガラガラなので2階が混んでて座れない場合はおススメ。


保安検査場AとB(北ウィング)の隣で何やら工事用の囲いができていることに気付いた。何だろう、自動手荷物預け機を増設するとか?国際線用の拡張と関係があるのかもしれない。
国内線第1ターミナル(T1)
地下道を経由してT1へ。T1はあまり細かくみていない。理由は歩き疲れたというだけなのだが・・
2019年6月21日から到着出口がリニューアルされたので、ちょっと見てみた。到着情報がプロジェクター方式に変わったようで、なかなか見やすい。コスト的にこっちの方が安いのだろうか。平面さえあればどこでも映せるから汎用的に使えそうだ。
羽田空港第 1 ターミナル到着出口の運用変更 および地下1階案内カウンターのリニューアルオープンについて
出発ロビーには紫陽花が健在!
南ウィングの手荷物預かり所がとんでもなく混雑していた。連休でもないのにこの混みっぷり。以前のエントリーでも触れたが、ラベル発行の端末が密集しているのは問題だと思うのだが。時間は若干異なるけどT2のANA側はそんなに混んでないので、自動手荷物預け機の方がうまくいっているような印象だ。
まとめ
今回は全エリア周ってしまったので、かなり写真が多くなってしまった。気になっていた第1ゾーンにも動きが見えてきたので面白くなってきたし、国内線ターミナル内の方も、随所で拡張、改修工事が行われているので、これからも注目していこうと思う。最近飛行機に乗る機会がなく、完全に空港目的で寂しいところではあるが・・・