どこかの博物館?と思ってしまうこの景色。セントレア(中部国際空港)の片隅にある「FLIGHT OF DREAMS」という施設である。利用者にその存在を認知されているのかわからないほど端にあるのだが、セントレアは2019年9月20日に第2ターミナルを供用開始するので、今後はもう少しスポットが当たるかもしれない。
FLIGHT OF DREAMS
FLIGHT OF DREAMSは、ボーイング787初号機が展示されたテーマパーク。テーマパークというと大げさなのだが、「シアトルテラス」というショッピングモール・レストラン街と、「フライトパーク」という博物館のような有料エリアの2つに分かれている。シアトルテラスからもボーイング787を見ることはできる。
とにかく駅や旅客ターミナルと離れているので、FLIGHT OF DREAMSの存在に気付かない、もしくは知ってるけどスルーしている人が多いのではないだろうか。マップを見る限り第2ターミナル利用者を前提に作られており、供用前の時点では空いている可能性が高い。
建物全景。787が描かれている。
FLIGHT OF DREAMSから旅客ターミナルを見る。写真右側の通路に動く歩道があるが、それでも遠い。
ボーイング787
ボーイング787(以下787)という機材は2011年からANAで運行されているので、ボディに「787」とペイントされた飛行機(全ての機材にペイントが入っているわけではない)、もしくはジェットエンジンの後ろがギザギザになっている飛行機を見たことがあるかもしれない。787の試験飛行に使われた初号機が展示されているのがFLIGHT OF DREAMSだ。
ちなみに、2019年8月21日、JALが国内線向けの787型機を同年10月27日就航させると発表した。今まで国内線の787はANAだったのが、JALでも運航開始されることになる。
フライトパーク
FLIGHT OF DREAMSの中にあるフライトパーク。有料エリアで料金は、大人1,200円、子供800円となっている。個人的には高すぎるという印象で大人800円くらいでよいのではと思う。全体的にコンテンツが子供向けなので、子供が興味を持っているか、もしくは787を間近で見たい人は入ってもよいというレベルだ。
公式HPだとコンテンツばかりが前面に出ているので、787をどんな視点を見れるのか写真をいくつか掲載しようと思う。
エンジンを入れたかったのだけど、かなり広角のレンズでないとキツイ(撮影はスマホカメラ)。
787と言えばこのギザギザのエンジン。


機体番号である「ZA001」。
車輪を間近で。


コックピットも覗ける。
後方下から。この視点で飛行機を見れるのは新鮮だ。
787は「Dreamliner」という愛称が付けられている。
フライトパークのコンテンツのひとつとしてプロジェクションマッピングのショーがあり、整理券をもらうと4階の観覧エリアから見ることができる。ショー自体は、シアトルテラス(2階、3階)やフライトパークの1階からでも見ることができるが、787の全体を写真に収めるには4階の観覧エリアに上がるしかない。
プロジェクションマッピングはYoutubeで一部公開されている。
セントレアに表れるもうひとつのDream
787は「Dreamliner」だが、もうひとつDreamを冠する機材がある。
その名は「Dreamlifter」
ボーイング747-400というジャンボジェットを改造した貨物用の機材で、飛行機の部品を運ぶための飛行機のようだ。世界に4台しかなく、日本ではセントレアでしか見れない。
そんなことも露知らず、ターミナルのスカイデッキで「なんかデカい飛行機がいるなー」と思って撮った写真。確かに超望遠レンズを装着したカメラを構えた人が結構いると思った。残念ながら「Dreamlifter」のロゴが写っていないが、その異様なデカさは誰もがわかるはずだ。
ちょくちょく出現するようなので、チェックしてみるのもよいかもしれない。前掲のフロアマップを見ればわかるとおり、スカイデッキの先端までがまた遠いのだが・・・。
まとめ
シアトルテラスとフライトパークの2つから成るFLIGHT OF DREAMS。入場料が高く、子供向けコンテンツがメインのフライトパークは787をじっくり見たい場合はおススメ。プロジェクションマッピングや雰囲気だけでよいならシアトルテラスのカフェでも十分。第2ターミナルの供用開始後はもう少し人が増えるかもしれない。
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今週のお題「わたしと乗り物」