2019年11月14日に発表された、西武鉄道×コウペンちゃん いつもいっしょなはなまるトレインキャンペーンの「秩父」編。以前のエントリでも取り上げたので、キャンペーンの初日となる12月1日にさっそく秩父へ行ってみた。コウペンちゃん狙いの場合、12/7、8あたりがギリギリかもしれない。
ちなみに12月2日、3日は日本三大曳山祭(ひきやまさい)のひとつである秩父夜祭の開催日で、20万人以上の人出となる。その一大イベントを前日に控えた静かな秩父と、秩父鉄道の名物となっているSLを見てきたので、記録していく。なお、旅程は日帰りであり、秩父夜祭自体は見ていない、かつSLも乗車はしていないので悪しからず。
池袋駅
今回、コウペンちゃんを捕獲(?)するためにはなかなかハードルが高い。池袋から距離にして76.8キロ、約20里である。母をたずねるのとはまたレベル感が違いすぎるが、20里でもそこそこの移動距離だ。ちょっとした小旅行に近いかもしれない。
自動券売機で秩父漫遊きっぷを購入して、改札内へ向かう。
池袋駅では「コウペンちゃんによるマナーアップPR」の第3弾のポスターが掲示されていた。第3弾は「つめて座ってえら~い!」となっているが、今回は特急を使わせてもらいます。
特急ホームへ行くと初代レッドアローとLaviewを並べたポスターが。若かりし頃、西武鉄道沿線に住んでいた自分にとっては非常に感慨深い。西武の特急といえばやはりコレの印象が強烈だ。
「その矢は、山を貫いた。」
西武秩父線が開業したのが1969年、開業と同時にレッドアローの運行開始。まさに「赤い矢」が秩父の山岳を貫いた訳だ。
そして50年後の2019年、「赤い矢」は「銀の弾丸(?)」に進化していたというよくできたストーリーだ。一時期、サーベラスの問題もあったが、今では秩父も観光地として注目されつつあるので、しばらくは廃線の危機など無いと思いたい。
という訳で、令和時代の秩父へのアクセスの顔となるLaviewに乗って西武秩父へ。
西武秩父駅
池袋から約1時間20分。終点の西武秩父駅へ到着。
改札口はひとつのみなので迷うことはない。改札脇の駅員さんがいるカウンターで秩父漫遊きっぷのクーポンとコウペンちゃんを引き替える。
コウペンちゃんが無くなったら、このアカウントで周知されるはず。
今日から西武秩父駅で漫遊まる得クーポン券(大人)とコウペンちゃんぬいぐるみ交換がスタート☀初日からお引換え頂きありがとうございます🙇✨またまだ沢山のコウペンちゃんがお待ちしてますので、これからお越しの方もご心配なく🐧🐦手に入れた方は、暖かくしながら秩父を楽しんでくださいね😊🍀 pic.twitter.com/fuVNfjbDdV
— 西武鉄道イベント情報 (@seibu_event) 2019年12月1日
無事にコウペンちゃんを確保したので、あとはぶらぶらと観光するのみ。
秩父市役所前の広場。祭りの準備が着々と進んでいる。ここは山車(屋台と呼ぶ)が街中を回って坂道(団子坂)を登って辿り着くクライマックスの場所。
団子坂の出口付近。のぼりが立っている。イチョウも祭りを歓迎しているかのような鮮やかさだ。
秩父神社
西武秩父駅から徒歩で約10分程度、秩父神社へ到着。ここは山車がスタートする地点。ここでもイチョウが色づいている。
神社のお参りはそこそこの人だかり。さすがに普段はもう少し空いていると思うが。
神社では屋台のひとつが外に公開されていた。20トンぐらいあるらしいが、これを人力で押して(引いて)坂を上るという荒業を成し遂げるのが秩父夜祭。


この後、秩父神社近くのわらじかつ屋で腹ごしらえ。
秩父駅
秩父駅の売店のなかにポテくまくん発見!
一応、クマの妖精らしい・・・
企業間、作者間の問題なのか、企業と作者間の契約上の問題なのかわからないが、ポテくまくんが存在して、期間限定とはいえ、わらじかつのコウペンちゃんがいるのに、コラボレーションさせないのはやはりもったいない気がするのだが。
さて、秩父駅で切符を買いホームへと向かう。
12時07分、秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」がやってきた。最近では東武鉄道でも鬼怒川エリアでSLの運行を始めたけど、都心からの距離で言えば、秩父鉄道が一番手軽にSLを見れるのは間違いない。


12系客車
SLといえば、切っても切れないのが客車。相当年季が入っている。


製造から40~50年、塗装は綺麗にしていても傷みは隠せない感じが。
12系客車は、昭和44年から53年にかけて、国鉄(現在のJR)が臨時列車や団体列車等の波動輸送や長距離列車用として製造した急行形客車で、長時間の乗車でも快適に過ごせる冷暖房装置や、空気バネ、ゆったりとしたクロスシートが特長です。
引用元:https://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/about/cabin.html
C58363
メインのSL「C58363」。大人気で人だかりが絶えないので、全身を収めることができず(笑)。


製造が75年前で、47年前に現役引退、31年前に復帰というスケールが半端ない。スーパーおじいちゃんか。
C58363(シゴハチ サンロクサン)は、かつて東北地方などの旧国鉄(現在のJR)で活躍したSLです。 1972年に現役引退後は、吹上町立吹上小学校の校庭で小学生と一緒にのんびりと余生を送っていましたが、さいたま博覧会(1988年3月19日から5月29日まで熊谷市で開催)にあわせて「SL運行を!」の声があがり、その大役にC58363が抜擢されたのです。 1987年に車籍を復活。1988年に秩父路のSLパレオエクスプレスとして誕生しました。
引用元:https://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/about.html
次の目的地は?
今回SLには乗車しなかったのだが、せっかく秩父まで来たので、普段行かない所にいってみようと思い、SLに先行して発車する普通電車で少し移動してみることに。
車内ではみそポテト他、秩父名物の中吊り広告が印象的。
後編へ続く