2019年も残りわずか。師匠も走らずにはいられないこの季節、メジャースポット各所はLEDの光を輝かせて心の浮かれた人々を集める。そんなスポットに相応しいか相応しくないかは別にして、大井競馬場が何やら輝いているらしいので、今回、初めて訪れてみることにした。
東京メガイルミとは
大井競馬場のイルミネーションスポットである「東京メガイルミ」。2018年から営業開始したようで、競馬のレースが開催されないタイミングを活用しており、2019年は12月24日まで毎日開催。年明けの2020年は3月29日までの金土日祝に開催される予定。
大井競馬場のレース日程を見てみたが、レースが開催されているのは概ね月に10日程度。その他は稼働しているのか、クローズしているのかわからないが、確かに、これだけ都心に近くて広大な敷地があるのに、本来の用途では10日しか使われないのは、少々もったいない気もする。
アクセス方法
東京モノレール「大井競馬場前」駅から徒歩2分
京急線「立会川」駅から徒歩12分
JR線、京急線「品川」駅からバス約8分
JR京浜東北線「大井町」駅、「大森」駅からバス約9分
いずれも各駅停車がメインの駅だが、アクセスはそれほど悪くない。選択肢が複数あるのではあれば個人的にはモノレールがおススメ。駅から近いのはもちろんだが、モノレールからの湾岸エリアの車窓はそれなりに見ごたえがあるし、夜であれば尚更だ。
料金
大人1,000円(小・中・高校生まで半額)、前売券800円
前売券はコンビニ各社のチケットサービスが利用可能。大井競馬場入口付近にローソンがあるので、そこで引き換えてもよい。
ちなみに2018年の料金は大人1,800円だったらしい。さすがに強気に出すぎたのか、今シーズンは1,000円というお手頃価格だ。辛口に言ってしまえば1,800であれば2回目は無いと断言できる。1,000円であれば来シーズンのリピートは十分可能性があると思う。
場内の様子
出典:TOKYO MEGA ILLUMI 2019-2020(東京メガイルミ)
場内は大きく2つのエリアに分かれており、入口からスタンドまでの「TWINKLE MEGA TREE AREA」と、馬場内の「TIME TRAVEL AREA」の2つが存在する。
TWINKLE MEGA TREE AREA
エントランス。人があまりおらず、本当に入ってよいのか的な恐怖感が漂う・・・
エントランスを抜けた後のアプローチ部分。ペガサス?みたいなのが時々飛んでいく。
大井競馬場の別名「TOKYO CITY KEIBA」、場内はすべて「TOKYO CITY KEIBA」で統一されている。
スタンドも虹色に輝く。
内側は真っ暗なのだが(笑)。
TWINKLE MEGA TREEはこれのこと。
地下道を抜けて、馬場内へ向かう。
TIME TRAVEL AREA
THE GENFUKEI
ザ・原風景。田んぼをイメージしているのだが、色合いの綺麗だし意外にも凝っているという印象。




江戸桜トンネル
いわゆる定番の写真スポット。マツコ・デラックスもここで写真撮っていたな(かりそめ天国)。
このスポットでほぼ人がいない状態で写真を撮れるのは珍しいのではないだろうか。


LEDは桜の形をしている。
江戸にぎわい光夜
ピング~紫に光る藤棚。
これも屋外です。
明治アカリノ博覧会
明治はちょっと特殊は雰囲気ではある。


パネルをタッチすると、ちょっとした仕掛けがあるのだが・・イマイチ反応が悪い。


大正ロマン光庭園
雰囲気は良いのだが、大半の人は大正の印象が薄いと思うので「ふーん」と流れてしまいがち。


ローズガーデン
カフェがあるので、休憩可能。


昭和ただいま横丁
ここはイルミネーションじゃなくて、ただの地下道という(笑)。


噴水ショーとオーロラ鑑賞
TWINKLE MEGA TREE AREAに戻り、メインイベントの噴水とオーロラを鑑賞。それぞれ20分毎に実施されるので、見逃す可能性は心配しなくて大丈夫。スタンド内の席が開放されているので、暖房の効いた室内でゆっくり見ることもできる。
今回はタイミングが合わなくて見れなかったが、この他に時間によっては馬が現れたり、各種イベントが企画されている。詳細は公式HPのイベント情報を参照。
感想
今回大井競馬場はもちろん競馬場自体に初めて入ったのだが、なかなか楽しめた。理由は圧倒的な人の少なさだ。敷地が広いという事もあるのだが、これだけの規模のイルミネーションでここまで快適に見れるスポットは少ないだろう。都心の丸の内や六本木も綺麗だが、いかんせん人が多すぎるの気が進まないという場合は非常におススメできるスポットだと思う。ここに競馬を見に来ることはないかもしれないが・・・